あみだくじってなぜ「あみだくじ」っていうの?
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☔️ ☀️ ☁️
凶 大吉 小吉
どんな結果になった?笑
ブログでまさかあみだくじを書く日が来るとは思わなかった笑
たま~に目にするあみだくじ。
席替えのときに使ったり、なにか役決めをするときに使ったり、
それにしても、あみだくじは、
なぜ「あみだくじ」っていうんだろう?
「あみだくじ」を漢字変換してみると、
「阿弥陀くじ」。。。
えええ!?!?
仏教から来た言葉なのか!?!?
実は、あみだくじっていうのは、日本でずいぶん昔からあったらしいんだけど、
現在のおれたちが知ってる「あみだくじ」の形とはずいぶん違うんだ!!!
昔使われていた「あみだくじ」の形式は、これ ↓ ↓
円形!?!?
これ、実際に指でなぞってみると分かるんだけど、
昔の形式の方が、運動が激しくてどこに辿り着くかのハラハラ感がすごい。。。
そんで、なんで「阿弥陀くじ」っていうのかっていうと、
この円にトゲトゲが生えたこの形が、
阿弥陀如来の背中についている光背(こうはい:光の部分)に似ているから、
「阿弥陀くじ」っていうんだ。
なるほど、「あみだくじ」の命運は、仏教の阿弥陀様が握っていたのか。。。
次からやるときは、このハラハラ版の阿弥陀でやってみようかな。笑
"未来への可能性がない"という貧困
「貧困」とは、何か。
たぶん簡単に想像できるのは、経済的な貧困?
お金が無かったら、貧しいよね。困るよね。
もっと深刻になると、
飢餓、干ばつ、砂漠、アフリカ?
そもそも、生きていくこと自体が難しい。戦争や紛争。
死と隣り合わせの生活。
しかし、インドの経済学者アマルティア・センは、
「貧困」をユニークなアプローチで捉えようとした。
それは、
個人が秘める未来への可能性の有無で貧困を測定しようとする、
「ケイパビリティ・アプローチ」を提唱した。
つまり、単にお金が無いということが「貧困」なんじゃなくて、
未来に可能性が無い、ということが「貧困」なのだ
と定義した。
たとえば、現在は収入が少なくても、将来、昇進や転職ができる見込みがある場合、
それは「貧困」とは呼ばない。
逆に、
収入は良くても、閉ざされた環境で、
やりたくもない仕事を頭ごなしに強いられる劣悪な環境、
閉塞的な環境に身を置いて、改善が見込まれない場合、
それを「貧困」と呼ぶ。
つまり、アマルティア・センは、
国や個人の経済状況はもちろん重要だけれど、
収入の多さや社会の豊かさだけでは、幸福度は測れない、とした。
幸せ・豊かさとは、お金持ちかどうかではなく、
選択の自由や機会の多さだ、と主張した。
だから彼は、
貧困問題を解決する、ということは、
未来のために人間の可能性を取り戻すための努力をする、
ということとして、その解決に主眼を置いたんだ。
未来に可能性がもてないことが、真の「貧困」だ、と。
「2030年の世界地図帳」では、それにのっとると、日本国内の貧困問題は3つあると書いてある。
1、「シングルマザーの貧困」
シングルマザーは単に収入が一人分しかないために経済的に貧しいだけでなく、
ジェンダー格差がはびこる日本では、未来への可能性の無さ、という貧困も持っている。
母子世帯での就業パターンは主に派遣社員や非正規雇用が主なもので、
女性の進出を謳っていたとしても、女性に開かれている職業というのは少ない。
また、妊娠・出産後の女性の雇用機会が限られていることも問題視されている。
その制限が、可能性の貧困へ陥れる。
2、「高齢者の貧困」
日本の生活保護受給世帯の約47%は高齢者なんだって。
体力が衰えて、持病も増えていく高齢者は一度貧困に陥ると、そこから自力で立ち直るのは難しい。
3、「子どもの貧困」
深刻な問題はここ。子供たちの貧困。
17歳以下の子どもの約7人にひとりが経済的に困窮している状態なんだって。
そして、
子どもを取り巻く経済状況は、その子の成長過程に大きな影響を与える。
大人の貧困層なら、人目を忍んで暮らすことはできるかもしれないけれど、
子どもは学校生活や友達関係を通して、
貧困に対する差別や同情の視線に晒される可能性が高い。
"貧しくて欲しい物を買えないこと"よりも、
"本人が一生拭い去ることができない劣等感を背負い、
自分に自信が持てなくなること"、の方が深刻だ。
さらに、もっと深刻なのは、教育の機会が失われることだ。
教育格差。
それはもちろんジェンダー的な格差の方が注目されているけれど、経済的な格差の方が大きい。
そして、この先テクノロジーがこの教育格差を乗り超えられるのか。
技術革新には不安の声が多いけれど、確実に今ある不安の源を解消してくれる。
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参考:
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↓ ↓ 関連記事 ↓ ↓
未来を知る。~5つの破壊的テクノロジー~
世界は凄まじい勢いで変化を遂げる。
未来の様相を、現在とはまったく別次元の世界に変えてしまうような、
5つの破壊的テクノロジーを、一緒に見てみよう。
1、AI (Artificial Intelligence / 人工知能)
いちばん聞いたことがあるのは、このAIと呼ばれるテクノロジーだろうか。
当初はこの人工知能、人間が作るものだからデータには限りがあるという限界を呈していたが、
こいつは、自分が経験したものをより詳しく解析して、さらに新しい応用を可能にする
ディープラーニングが可能なんだ。
人間のように自己反省し、さらに解決策を自ら考えることができる。
そして、人間よりもはるかに優れたデータ容量、計算スピード、精密さを兼ね備えている。
ある人は、
AIに人間の仕事が奪われてしまうと嘆き、
ある人は、
処理の面倒な仕事をAIが代わりにやってくれれば、
人間はより人間らしい仕事、
つまり、「やりたい」を仕事にすることができるようになると歓喜する。
2、5G (第5世代移動通信システム)
みんなのスマホの左上には「4G」と書かれているだろうか。
5Gは現行の通信システムの次世代にあたる通信規格!!
5Gは、4Gと比較すると、
通信速度は約10倍、接続端末数は100倍、
遅延は1ミリ秒程度、
映画1本分のデータの転送にかかる時間はわずか3秒
と言われている。
(参考図書 p.65より引用)
5Gという通信回線が普及すれば、
VRのようなよりデータの容量が大きい動画などが快適に共有できるようになる。
スポーツ選手の胸やスタジアムに小さなカメラがつけられれば、
その場にいるような臨場感を、リビングのソファで楽しめるようになる。
接続端末数が多いことからIoT家電の活用も広がる。
家中の家電がインターネットで繋がり、スマホひとつで操作ができる。
さらにAIと手を取り合えば、電力の浪費なども改善される。
3、自立走行(自動運転)
AIや5Gのタッグが生み出す先には、この自動運転技術がある。
家庭内はおろか、自動車・町中にカメラやAIが搭載され、
5Gの低遅延性をもってして素早い判断で空間を認識し、目的地まで安全に走行する。
4、量子コンピューティング
従来のコンピュータの計算スピードをはるかに上回るスピード実現できる、スーパーなコンピュータが完成する。
今はまだ、活用分野は模索中だけど、
従来のコンピュータだと計算に1万年かかる問題を、
量子コンピューティングなら約3分で処理しちゃうんだって。
5、ブロックチェーン
この新たな情報管理システムを導入すれば、
世界を席巻するGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)を倒すことができるっていう革新的な仕組み。
これらの企業は、たくさんの個人情報をユーザーから一挙に回収し独占している。
ブロックチェーンは、
中央の管理者を必要とせず、
みんなで情報を管理して、みんなで情報を監視しあう
っていう仕組み。
だから、銀行のようなシステムを見張るだけで私腹を肥やすものはいなくなるし、
なによりみんなで監視しているから、情報の信頼性が非常に高い。
だから、最近は「仮想通過(ビットコインなど)」に応用する試みがなされている。
他にも様々な応用分野が模索されているんだ。
これらの破壊的なテクノロジーが普及すると、どんな現象が生じるんだろう??
たとえば、期待されるのは「スマート農業」。
次世代の担い手が懸念されている農業の分野を飛躍的に改善させる。
自動運転でトラクターが動き、
AIや5Gのが最適なタイミングで最適な方法で農場を管理してくれる。
あとは、「健康」だってそれらの恩恵を受けるだろう。
私たちの体の中に潜り込んだナノサイズのデバイスが、
私たちの健康状態を逐一伝えてくれる。
そんな時代がやってくる。
片手サイズに収まる小さな画面越しに、
電話やメールはおろかインターネット、読書、地図、ゲームと......
小学生からお年寄りまでの全員が手にすることができるこの状況を、
10年前の誰が予測できただろうか?
イノベーションにより生活は飛躍的に改善され、新参者が辻斬りのごとく常識を切り捨てては、覆していく。
世界は良くなる一方だ。
でも、目まぐるしい変化というのは、
本来人間のような生物には好ましくないものだ。
ホメオスタシスと呼ばれる人間に備わった恒常性の機能が、
環境の変化を嫌わせる。
本来、人間は安定を求め、変化を嫌う。
だって、変わらない方が頭や労力を使わなくていいから。
でも、そんな理想的な願望なんて無視して、テクノロジーはどんどん進化を遂げる。
中には、一部の人間を脅かすような、技術革新だって生まれようとしている。
そんな目まぐるしい世界を渡り歩き、
自分のなすべきことを明確に見続けるためには、
大筋でもいいから、
進化の方向性・変化の方向性は見えていた方がいい。
まだ、10年後、20年後の話になるかもしれないが、明日の話なのかもしれない。
それは、誰にも分らない。
だからこそ、未来を少しでも知っていれば、
安心して自分も変化することができるのではないか。
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参考:
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↓ ↓ 関連記事 ↓ ↓
ディズニー映画の異端児!?『アナ雪』に込められた【真実の愛】とは?
社会現象を巻き起こすほど、大ヒットしたディズニー映画、
『アナと雪の女王』
先日、その勢いのまま「アナ雪2」も制作され、いまもなおその熱は冷めやらぬまま。
「あの映画はすごかった!!!!!」
そんなことは誰でもわかる。
じゃあ、なにがすごかったのか?
なかでも革命的だったのは、"ストーリー" にある。
それは、
ディズニープリンセス映画の文法を踏襲しない異端児的な、
でも世界の状況をタイムリーに取り入れた文脈で描かれているからこそ、
現代社会の万人にウケたと思われる。
『アナ雪』の最も大きなテーマのひとつは、
「【真実の愛】とは何か?」
である。
あらすじはみんなの頭の中にあると思うから詳しくは説明しないけど、
アナがエルサの氷の魔法を受けてしまって、心が凍ってしまう、
というクライマックスのピンチのシーン。
森の苔が生えた石ころみたいな妖精が、
「これは危険な状態だ...
この凍ってしまった心を解かせるのは、【真実の愛】だけだ。」
とヒントをくれる。
ここで、今までのディスにー映画の文法を踏まえるなら、
この【真実の愛】をもたらしてくれるのは、"プリンス"だよね。
白雪姫は、王子様が、
シンデレラは、チャーミング王子が、
オーロラ姫は、フィリップ王子が、
アリエルは、エリック王子が、
ベルは、野獣が、
ジャスミンは、アラジンが、
"プリンセス"に【真実の愛】をくれるのは、いつでも "王子様" だ。
みんなは自然に考えるかもしれないけれど、
愛、それも【真実の愛】を体現できるのは、
まぎれもなく "男" と "女"
っていう暗黙の了解があった。
それが、ディズニープリンセスの文法だし、
なによりそれが大衆の望む【真実の愛】だった。
でも、『アナ雪』は、その慣習を、ブチ破ったんだ!!!!
そう、アナのにかかった魔法を解かしてくれたのは、
最初に恋に落ちたハンス王子でもなく、
雪山での道中を助けてくれたクリストフでもなく、
姉であるエルサだった。
【真実の愛】の体現者は、"女" と "女" という図式を、
あんなにも自然に、あんなにも美しく描いた。
あのふたりがレズビアンだということが言いたいのではなく、
愛のカタチには、様々なものがある、ということ。
【真実の愛】は、異性間でしか成立しない、ということはないんだ。
性のあり方がこんなにも多様な時代、
だからこそ愛のカタチだってどんなものがあってもいい。
そんなことを思うと、
主題歌『ありのままで』に込められたメッセージが、また違うものに聞こえてくる。
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Bon Voyage。〜八景島シーパラダイスVer.〜
今日は、神奈川にある大きな水族館、
「八景島シーパラダイス」に行くよ!!
ガイドブックを手に出発~~!!!
大きなイルカさんやペンギンさんがお出迎え🐳
「八景島シーパラダイス」は、
水族館と遊園地が融合した、巨大なアミューズメントパーク!!!
今回は水族館だけに行くんだけど、
なんと、
水族館だけでも、4つの施設に分かれています!!!
それでは順番に、レッツゴ〜〜
1つ目は......
「アクア ミュージアム」!!
ここでは、いろんな海の生き物たちに出逢えちゃう!
まずは、大きな水槽!!
やっぱ水族館といえば、これだよね〜〜
裏側がかわいい生きもの第1位!!!
こんなにおっきなカニは見たことがない🦀
ちっちゃくてかわいい生き物たちもいるよ~
クリオネ:「ハーイっ」
ちんあなご:「ひょこっ!」
特にクラゲは、特集コーナーがあったよ!
ん〜~、インスタ映えには向かないね~、クラゲは、、笑
もっさもさ
さーらにちっこいクラゲを観察できるブースも!!!!
クラゲを体感!!!
さらにすごいのは、海の生き物たちだけじゃなく、
陸上に住む生き物も、こんなに近くで見れちゃう!
かぴばらっ!
マーラっ!!
アフラック!!!
の茶色い版????🐥
高い所で寝てる子もいました!☺️☺️
さて、2つ目の施設は
「ドルフィン ファンタジー」!!
中へ入ると、
アーチ形のダイナミックな水槽が天井を覆う、幻想的な世界が!
いるか〜〜🐬🐬🐬
いるかと一緒に写真も撮れちゃう!
あれ、ニセモノも映り込んじゃった( ˙³˙)( ˙³˙)
3つ目は、
「うみファーム」
ここではなんと。、
フィッシングができちゃいます!
まずは、エサを竿に取り付けて...
めっちゃ釣れる〜〜🐟
そしてなんと、、
釣った魚を、焼いて食べれちゃう!!!
うわぁ!!!
魚の塩焼き。
おいしかった~~🥺
最後は、
「ふれあいラグーン」
もう暗くなっちゃったので、
なまこさんとしか触れ合えませんでした。、
なかなかきもちわるい笑
他には白イルカと触れ合えたり、ペンギンのお家も見れちゃう🐧
大満足の水族館!!!
見どころいっぱいで、まさに海のパラダイス!!!
お別れは、ライトアップされたクジラさん。
夜の水族館もきれい🐠
幻想的な1日でした。。
@八景島シーパラダイス fin.
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↓ ↓ 他の旅行記もぜひ! ↓ ↓
何のために大学に行くんだ?
12世紀は大翻訳時代とも言われている。
人間的な(科学的な)古代ギリシアの思想は、ヨーロッパにキリスト教が広がるにつれて、時代と共に忘れ去られてしまった。
この世に起こるすべての現象は、「神がそうしなさったのだ」と説明してしまえば、それで済むからね。
でも、その科学的な思想を早くに受け入れたのは、イスラームの学者たちだった。
ギリシア語の文献がアラビア語に翻訳され、数多の資料がイスラーム圏の研究機関(知恵の館やアズハル大学など)に保管された。
そしてそれらの文献がやがてヨーロッパに伝わり、
アラビア語からさらにラテン語(当時のヨーロッパの公用語)に翻訳された。
ヨーロッパでは12世紀ルネサンスとか呼ばれたやつだ。
それらの文献の数々は各地の修道院に備えられた図書館に蓄積されていった。
そうすると、ヨーロッパの学者たちは、その図書室を備えた修道院に惹きつけられるようになった。
なぜなら、そこには書物があったから。
さらに、将来の学生となる者たちも寄り集まるようになった。
なぜなら、そこには学者がいたから。
こうやって、学問に熱中する、ある種の共同体が修道院を中心に形成されていく。
こうして発展してできあがったのが、ヨーロッパ初の大学なんだ!
ヨーロッパ最古の大学は、イタリアのボローニャ大学と言われている。
さらに、イングランドではオックスフォード大学が誕生したが、学者たちの間で論争が生じたとき、主流派とは意見がそれたグループがケンブリッジに移った。
でもね、この大学という仕組みが始まったころ、教鞭をとっていた学者たちはひどく驚いたんだって。
それは、学問を望む学生たちの教養レベルの低さに。
とてもじゃないけれど、志望していた学生は、学問を始められるだけの知識をもっていなかったんだって。
そこで、教授陣たちは、学生たちに学問を始めるための準備をさせるために、標準的な教育課程を設定した。
たとえば、読み、書き、文法、論理学、算術などなど。
そして、これらのカリキュラムを乗り越え、ようやく学問を探求するスタートラインに立てた、っていうわけ。
この学問へのスタートラインまでの道のりを修了した者は、
ラテン語で「初心者」を意味する学士(baccalaureate)と呼ばれたんだって。
そして、現在では、4年生大学を卒業した者に与えられる学位の称号は、学士号(baccalaureate)と呼ばれている。
ここから、神と自然現象を分けて考えることで、科学が発展していくんだけど、
それは次回に回して。
この部分で大切なことは、大学という場所は学問を探求するための、基礎的な知識を身につける準備機関であるってこと。
大学の4年間を終えて、やっと法学やら経済学やら医学やら工学やらの学問の領域に足をやっと踏み入れることができる。
その準備をするための場所なんだ。
今の日本では、どうかと考えてみると、少し面白いことが起こっているよね。
勉強が嫌いでもとりあえず、大学に行って、なんとなく4年を過ごす。
大学のニーズが変わったのか、それとも大学の役割自体が変わったのか。
なんのために大学に行くのか。
ただなんとなく、行くくらいであれば、もっと自分のやりたいことや好きなことはなんなのか、を考えた方がいいかもしれないね。
間違いなく大学という機関は、必ずしもあなたがやりたいことを実現するための最短ルートではないのだから。
4年を無駄にしてから、社会に出る意味があるのか。
4年を無駄にしてから、好きなことに専念する意味がどこにあるのか。
もっと言うと、大学受験のために割かれる時間やお金や労力も、好きなことが明確なのであれば、効率よくそこに割くことができる。
もちろん、やりたいことを探しに行く、という進学の在り方もあっていいと思う。
でも、もう学歴なんかより、
いかに自分のやりたいことに向かって、熱心に勉強できるか、行動を起こせるか、
が大事なんだから、大学を絶対的な人生の途中下車駅のように思うのは、危険かもしれないね。
だって、4年も無駄になるかもしれないんだから。
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参考:
・荒巻の新世界史の見取り図 上 荒巻豊志著
・イスラームから見た「世界史」 タミム・アンサーリー著
漆器と陶磁器 / "japan"と"china"
「日本」を英語で言うと "Japan" なんだけど、
実はもうひとつ、この英単語には意味があって、
それは、「漆器」という意味もあるんだって。
確かに、日本の工芸品や歴史的な建築物には「漆」が使われているよね。
たとえば、足利義満が造立した金閣寺には1.5トンもの「漆」が使われている。
「漆」は古来から、日本国内で木材の腐食を鈍らせる保護剤として使われたり、
壊れた工芸品などを直す修復剤として使われたり、
その見た目の美しさだけでなくその効能までも優れていた。
「漆」は素手で触ると、肌がかぶれてしまうらしい。
だから、取り扱いは非常に難しかったが、
漆黒のツヤにつつまれた日本産の「漆器」は、富の象徴として、
かつてのヨーロッパでの羨望の的となった。
16世紀、世界は大航海時代。
ヨーロッパ諸国は東アジアの珍しい物産を求めて、東へ東へと帆を進めた。
同じ時期に、東アジアで流行ったもうひとつの "ウツワ" がある。
それは、中国の「陶磁器」である。
陶磁器産地で有名な、景徳鎮なら聞いたことあるかな??
実は、このころ中国の美しい「陶磁器」もヨーロッパ諸国の注目を浴びた。
「陶磁器」を英語でいうと、"china" 。
そう、ヨーロッパから見たら、東の果てにある2つの国は、
「漆器」と「陶磁器」だったんだ。
"ウツワ" の歴史ひとつとっても、
日本と中国は、常にお隣さん同士、切磋琢磨してきた。
一体どっちが東アジアで一番強いのか。
先に文明が花開いたのは中国だった。
黄河と長江流域を光源とするまばゆい光は、その他多くの中国諸文明に影響を及ぼした。
そして、日本にも文明の光が届くようになる。
だが、19世紀のヨーロッパのうねりに巻き込まれた中国は、アヘン戦争で一気にヨーロッパの脅威に飲み込まれてしまう。
先に近代化に成功したのは、明治維新を推進した日本だったんだ。
そして、にらみ合っていた両者が、ついに衝突する。
結果、先の2つの世界大戦を通して、日本は中国に敗れてしまう。
勃興と失政を繰り返し、いまや日本と中国は、世界のGDPランキングでアメリカに並ぶトップ3に君臨する。
すごいね。笑
仲がいいのやら、悪いのやら。
でも、お互いがお互いを強く意識してきたからこそ、
この2国の繁栄が、いま、確かに強くアジアに林立しているんだろうなぁ。
…勘のいいひとは、もうわかると思うんだけど、
いま、
『令和2年度 埼玉県公立入試 学校選択問題 英語 大問3』
を読んで、そうしみじみと思いにふけってたっていう話でした。笑