複数形のウラばなし③ 〜単複同形の罠〜
ちん
「最近の回転寿司って、
注文してから、品物がでてくるまでの時間が
短すぎじゃない!?
あの驚異的なスピード感には感動した。
だから、僕の将来の夢は、
回転寿司レーン屋さんになるわ。」
たこ
「ぼくら、魚だよ!?
なんで効率良くぼくらが食べられる方法を
追求しようとしてるんだよ。」
ちん
「うわぁ、たしかに!!!
そういえば、この前気になることがあって。、」
たこ
「なになに??」
ちん
「この前、
✧ many fish
って表記を見たんだけど、
fishがたくさんいるのに、fishesってしないってことは、
fishは数えられない名詞なんだなー
って思って。
なんで、fishは不可算名詞なんだろー。」
たこ
「あらら、
まんまと
罠にハマっているね。笑」
ちん
「わ、罠!?!?」
たこ
「まず、
manyは
数えられる名詞に対して使う
[たくさんの〜]なんだよね。
だから、
このfishは、
数えている
ってことになる。」
ちん
「なんだって!?!?」
たこ
「実はね、
fishの複数形は、
fish
なんだよね笑🐟🐟」
ちん
「そんなのありかよ。
単数形も複数形も
同じ形ってこと!?!?」
たこ
「そのとおり!
こういうふうに、
数えられる名詞で、
単数形と複数形が
同じ形の名詞のことを、
単複同形
っていうよ!」
ちん
「え〜〜。
ってことは、
a fish だし、
two fish だし、
many fish ってこと??」
たこ
「そうだね!
主に、群れで生活する動物や外来語に、
単複同形が多いらしいよ。
deer[鹿]
とか
sheep[羊]
とか
yukata[浴衣]
とか
haiku[俳句]
とか!!」
ちん
「ほぇー。」
★今日のウラばなし★
・単数形と複数形が同じ形の名詞を
単複同形という。
・単複同形は、
群れで生活するものや外来語に多い。
たこ
「fishはたしかに単複同形なんだけど、
お寿司の上に乗っているアレみたいに、
切り身や刺し身は不可算名詞でfishというんだ。」
ちん
「毎回そうだけど、
その物をどう捉えるかが、
表現に影響を与えるっていうのが、
言語の面白い所だね!
言語=思考!!」
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