Shima Shima English

エイメイ学院 / 明成個別 英語科講師のブログ

なぜ "ガラスの靴" は魔法が解けなかったのか。

 シンデレラには夢があった。

 

 

 

 

 

 それは1度でいいから綺麗なドレスを着て、舞踏会へ行きたいという夢。

 

 

 

 

 

 それさえ信じていれば、心が楽になる気がした。毎日毎日継母と2人の姉から虐げられて、ホコリまみれになる生活の先に未来はあるんだろうか。

 

 

 

 いや、未来はきっとある。彼女は言った。

「たとえどんなに深く悲しんでも、信じ続けていれば夢は叶うわ。」

 

 

 

 

 そんなシンデレラに奇跡は起こる。彼女の前に1人の“魔女”が現れるんだ。彼女は魔法の力で美しい姿に生まれ変わり、舞踏会へ向かう。夢が叶ったんだ。そして、“ガラスの靴”をきっかけに王子様と結ばれる。

 

 

 

 

 

 

 

 ここで考えてみてほしいことがある。それは、「なぜ、“ガラスの靴” の魔法だけ12時に解けなかったのか?」綺麗なドレスも、カボチャの馬車も、12時には魔法が解ける。それなのに、なぜか“ガラスの靴”だけは王子様の手に残り続けた。

 

 

 

 

 おれは、このシンデレラの幸せ物語は全部、“魔女”が仕組んだ作戦だったんじゃないかって思うんだ。わざと12時に魔法が解けると言ってシンデレラを焦らせて、“ガラスの靴”を脱ぎ捨ててしまうように仕組んだんじゃないか?

 

 

 つらい日々をひたむきに耐えるシンデレラ、夢を忘れずに自分を信じ続けたシンデレラに、幸せを掴むチャンスをくれたんじゃないか?ってね。

 

 

 

 

 

 おれら先生たちは、シンデレラに登場する“魔女”のような存在になりたいと思ってるんだ。夢を持っている君たちに“ガラスの靴”を履かせてあげたい。

 

 

 

 

 でも、先生たちができるのはそこまで。

 

 

 

 

 叶えたい夢を見つけるのも、それを信じて奮闘するのも、舞踏会で行動を起こすのも、ぜんぶ君たち。

 

 

 

 

 

 

 物語の主役は君たちなんだ。

 

 

 

 

 

 

 「奇跡でさえ起こるのには時間がかかるもの。」

チャンスを掴むには、それなりの時間と努力を要する。

そしてなにより、煮えたぎる夢への想いが必要なんだ。なんでもいい。宇宙飛行士になりたい。動物の病気を治したい。英語を話せるようになりたい。○○高校に行きたい。なんでもいいんだ。それが君たちの人生の糧になる、そんな夢さえあれば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夢を叶え、幸せを掴んだシンデレラは最後にこう言う。「自分の夢に自信を持って。そうすればいつかあなたの虹は微笑むでしょう。」

[Have faith in your dream and someday your rainbow will come smiling through.]

 

 

 

 一緒に乗り超えていこう。受験生。

 

 

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