冠詞のウラばなし 〜aとtheって何が違うの?〜
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部下t
「ねぇねぇ、
この前ね、『冠詞』って言葉を聞いたんだけど、
それって何のこと??」
ボスe
「まずは、僕ら "the" 一家でしょ?
そんで、
太古の時代から、そして未来永劫交わることのない、
"a" 一家だ。、」
部下t
「すごいかっこよく言うじゃん。笑
そして、そんなに仲悪いんか笑」
ボスe
「彼ら一族とは分かり合えないね。
いつも"a"ならまだしも、時々"an"になるし。」
部下t
「それは別にいいだろ!
何に怒ってるんだよ笑
なんでおれたちはそんなに仲が悪いの??
もし仲良くしたいんだったら、
"a" でも "the" でも
どっちでもいいじゃん!!
僕ら冠詞はそんなに大事な意味も持ってないんだし、
いつでもどっちでも使ってよくない?」
ボスe
「ダメだーーーーー!!!!
おれらとあいつらに使い分けがない!?!?
冗談じゃない!!
あいつらとは相い入れない鉄の掟があるんだよ!!!!」
部下t
「鉄の掟??
一体、"a" と "the" は
どうやって使い分けるんだい?」
ボスe
「じゃあ、
✦ I saw a movie.
と
✦ I saw the movie.
この2つの文は、
どんな違いがあると思う??」
部下t
「え、え。、
そんなに意味変わらなくない????」
ボスe
「お前。、
そんなんだから。、
まあ、いいよ。
いいか?
"a" と "the" の意味の違いを叩き込め?
"a"の意味は
【なんでもいいから1つ】だ。
それに対して、
"the"の意味は
【その場にいる全員がわかる】だ。」
部下t
「ってことは、
✦ I saw a movie.
と言ったら、
[僕は、(なんでもいいからある1つの)映画を観た。]
だし、
✦ I saw the movie.
と言ったら、
[僕は(この前話してたあの)映画を観た。]
みたいになるってことか!!」
ボスe
「そうだ!
だから、
"a" と "the" は全然使うシチュエーションが違う!
つまり、
"a"は、【なんでもいいから1つ】だから、
会話を始めるときに[ある映画を観た]みたいになるんだ。
逆に、
"the"は、【その場にいる全員がわかるもの】だから、
前からずっと気になってて、
この前君にも話した[あの映画を観た]みたいになるんだよ。
だから、おれら"the" と "a" は
未来永劫、犬猿の仲なんだよ。」
★今日のウラばなし★
・”a”→なんでもいいから1つ
・"the"→その場にいる全員がわかる、あれ
部下t
「でも、僕ら似てるとこもあるよね〜。
最初に言ってたけど、母音の前だと変わっちゃうってやつ。
"a" は "an" になって形が変わるけど、
僕ら"the"は、
読み方が "ザ" から "ジ" になるよね!」
ボスe
「んーー、
それはノーカン。」
部下t
「え、なんで??」
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複数形のウラばなし③ 〜単複同形の罠〜
ちん
「最近の回転寿司って、
注文してから、品物がでてくるまでの時間が
短すぎじゃない!?
あの驚異的なスピード感には感動した。
だから、僕の将来の夢は、
回転寿司レーン屋さんになるわ。」
たこ
「ぼくら、魚だよ!?
なんで効率良くぼくらが食べられる方法を
追求しようとしてるんだよ。」
ちん
「うわぁ、たしかに!!!
そういえば、この前気になることがあって。、」
たこ
「なになに??」
ちん
「この前、
✧ many fish
って表記を見たんだけど、
fishがたくさんいるのに、fishesってしないってことは、
fishは数えられない名詞なんだなー
って思って。
なんで、fishは不可算名詞なんだろー。」
たこ
「あらら、
まんまと
罠にハマっているね。笑」
ちん
「わ、罠!?!?」
たこ
「まず、
manyは
数えられる名詞に対して使う
[たくさんの〜]なんだよね。
だから、
このfishは、
数えている
ってことになる。」
ちん
「なんだって!?!?」
たこ
「実はね、
fishの複数形は、
fish
なんだよね笑🐟🐟」
ちん
「そんなのありかよ。
単数形も複数形も
同じ形ってこと!?!?」
たこ
「そのとおり!
こういうふうに、
数えられる名詞で、
単数形と複数形が
同じ形の名詞のことを、
単複同形
っていうよ!」
ちん
「え〜〜。
ってことは、
a fish だし、
two fish だし、
many fish ってこと??」
たこ
「そうだね!
主に、群れで生活する動物や外来語に、
単複同形が多いらしいよ。
deer[鹿]
とか
sheep[羊]
とか
yukata[浴衣]
とか
haiku[俳句]
とか!!」
ちん
「ほぇー。」
★今日のウラばなし★
・単数形と複数形が同じ形の名詞を
単複同形という。
・単複同形は、
群れで生活するものや外来語に多い。
たこ
「fishはたしかに単複同形なんだけど、
お寿司の上に乗っているアレみたいに、
切り身や刺し身は不可算名詞でfishというんだ。」
ちん
「毎回そうだけど、
その物をどう捉えるかが、
表現に影響を与えるっていうのが、
言語の面白い所だね!
言語=思考!!」
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複数形のウラばなし② 〜不可算名詞の見分け方〜
aくん
「ミネラルウォーターってさぁ、
〇〇山の美味しい水、とかさ
□□高原の美味しい水とかあるけど、
実際、違いわかんなくね??」
eちゃん
「いきなり何の話だよ!
もう水道水でいいよ!」
aくん
「ははっ、それな。
ところで、
waterっていっぱいあったら、
watersになるの?」
eちゃん
「ホントに突然だな!
『ところで』の切り返しがエグいんよ。
えっと、
water は数えられない名詞、
つまり不可算名詞だから、
いっぱいあっても、water のままだよ!」
aくん
「ふぅ〜ん。
なーんか、いまいち
数えられる名詞と
数えられない名詞の区別が
できないんだよねー。」
eちゃん
「とっておきの見分け方、
教えてあげようか??」
aくん
「え、まじすか。」
eちゃん
「まじだよ。
数えられる名詞(可算名詞)
と
数えられない名詞(不可算名詞)
の
見分け方は、
絵で描けるか、描けないか
だよ。」
aくん
「なんだと。」
eちゃん
「あんまピンと来ないよね。
じゃあ、例えば、
soccerは不可算名詞なんだけど、
soccerの絵を描いてみて!」
aくん
「え、そんなの簡単じゃん。」
eちゃん
「あー、たしかに
サッカーボールは絵で描けるね!
だから、a soccer ball は数えられるよ!」
aくん
「なにっ?」
eちゃん
「あー、たしかに
サッカー選手は絵で描けるね!
だから、a soccer player は数えられるよ!」
aくん
「そーゆーこと!?」
eちゃん
「あー、たしかに
サッカーゴールもスタジアムも...」
aくん
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
eちゃん
「そうそう笑
サッカーボールやサッカー選手は絵で描けるけど、
サッカーの絵は描けない。
絵で描けないものは数えられない名詞、
つまり不可算名詞なんだ!」
aくん
「じゃあ、さっき言ってた水の絵は描けそうじゃない??」
eちゃん
「あー、たしかにコップの絵は描けるよね。
あー、そんなメタモンみたいな絵を描いたって無駄だって。笑」
aくん
「くそぉぉぉぉ。」
★今日のウラばなし★
・可算名詞と不可算名詞の見分け方は、
絵で描けるか、描けないか。
・絵で描ける
→数えられる(加算名詞)
絵で描けない
→数えられない(不可算名詞)
eちゃん
「他には、information(情報)とかも絵で描けないから、
数えられないよ!」
aくん
「love(愛)とか、概念みたいなものは
数えられないんだね。」
eちゃん
「でもまあ、
実際は可算名詞か不可算名詞かの線引きは曖昧で、
例えば、世界には様々な種類のサッカーがあるって
言いたかったら、あえて数えてsoccersとするときもあるよ!」
aくん
「なるほど。
その人が、その名詞をどう捉えるかで、
数えたり、数えなかったらするんだ。」
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複数形のウラばなし ~pianoesと書かないのはなぜ?~
今日は複数形のウラばなし。
pちゃん
「aちゃんaちゃん!
複数形の "s" のルールって知ってる~??」
aちゃん
「知ってるよー!!
いろいろルールがあって、最初は覚えるのが大変だよね💦💦」
pちゃん
「私は全部知ってるよー!
① s, sh, ch, o, xで終わるときはesをつける!
② 子音+yで終わるときはyをiにしてes!
③ f, feで終わるときはvにしてes!」
aちゃん
「おー!
やっぱさすが pちゃんだね!
でもね、①のルールでさ、
"o" のときのesって実は
もっと細かなルールがあるのって知ってる??」
pちゃん
「ん?どゆこと??」
aちゃん
「たとえば、
✧ tomato → tomatoes
✧ hero → heroes
という風に、これらは "es" をつけるのに、
✧ radio → radios
✧ zoo → zoos
という風に、これらは "s" だけでいいんだよね。」
pちゃん
「えー!!!
なんでなんで!?
なんでそーやって、こんがらがることをするの!?」
aちゃん
「でも、これもルールがあるよ!
さて、どんな規則があるでしょう!」
pちゃん
「んー。、
あ!わかった!
tomato や hero は [子音+o]
で終わっていて、
radio や zoo は [母音+o]
で終わってる!!!」
aちゃん
「お!正解!
[子音+o]→es、[母音+o]→s
っていう規則があるんだよ!」
pちゃん
「へー!知らなかった。
これでうちは複数形マスターだ!!!!」
aちゃん
「ふっふっふっ。
まだマスターになったとは気が早い。」
pちゃん
「な、なに!?」
aちゃん
「これはどう??
✧ photo → photos
✧ piano → pianos
[子音+o] で終わっているのに、"s" だけよっ。」
pちゃん
「はいー、英語嫌いになりましたー。
もう嫌いですー。
なんで?なんでこんなことするの??
ちょっと関係者呼んで。📞」
aちゃん
「落ち着いて。笑
photo や piano は例外で、
[子音+o] で終わるのに、
"s" だけでいいんだけど、
実は、ある共通点があるんだけど、
わかる???」
pちゃん
「え。、
わかりません。」
aちゃん
「実は両方とも、"略称" なのよね!
photo という単語はもともと、
photograph っていう単語なんだ。」
pちゃん
「あ!!
ってことは、
本来だったら普通に "s" だけつければいいから、
photoになっても "s" だけでいいのね!!
ってことは、
pianoも何かの略称なの!?!?」
aちゃん
「実は、pianoという楽器は、
pianoforte という名前なの。」
pちゃん
「ぴあのふぉるて!!!!!!
えー!!!
たしかに、音楽記号で
"ピアノ" と "フォルテ" ってあるけど、
そういうことだったの!?!?!?」
aちゃん
「そう!
ピアノフォルテは、
小さい音から大きい音まで出せる楽器
という由来よ!
長いから、ピアノと呼ばれているね!」
pちゃん
「pianoforte なら普通に "s" つけるだけでいいわけか。」
★今日のウラばなし★
・[子音+o] で終わる→es
[母音+o] で終わる→s
・photo や piano は略称なので、
上記のルールを無視して "s" だけつける。
aちゃん
「例外はたくさんあるんだけどね~。
比較的にに新しくできた単語や、英語にとっての外来語などは
ルールを無視するものが多いらしいよ。」
pちゃん
「少しだけ、マスターに近づいた気がします。笑」
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↓ ↓ 関連記事 ↓ ↓
Bon Voyage。 〜新潟Ver.〜
⚠︎途中に閲覧注意あり⚠︎
今回は新潟編!!
だいぶ前だけど、1泊2日で新潟に行ってきました⛄❅*°
まず、最初に行ったのはスキー場!
今回のメインイベントのスキーをしました⛷
この日泊まった宿から近い、舞子スノーリゾートというスキー場に行きました🎿
一面の雪景色に大興奮!゚❅゚。
スキーは少し怖い😱
もともと恐怖心なんてなかったのに、年々怖くなっていく、、、(笑)
でも存分に楽しみました❄
1回派手にこけた笑
②雲洞庵(うんどうあん)
雲洞庵は金城山の麓にある曹洞宗のお寺𓀮
そして、越後一の寺で、日本一の庵寺だそうです!!!
(自称なのか、公認なのか、、笑)
赤門から本堂に続く参道の石段の下には、一石一字ずつ法華経が埋められていて、
この石畳を踏みしめてお参りすると、罪業撲滅・万福多幸の御利益があるんだそうです✩⡱
あれ、ちょっと待って🤚
それなのに帰りにあんなことがあったの、、、?笑
(ぜひ最後まで読んでみて下さい笑)
それはさておき、この雲洞庵の本堂は室町時代に上杉憲実によって建設されました。
ということで、2009年の大河ドラマ「天地人」にこの雲洞庵が登場していました☁
「わしはこんなとこ来とうはなかった」と加藤清史郎くんが言っていた場所です!
覚えている人はいますか﹖﹖﹖
本堂や観音堂、宝物殿など、どこを見ても神秘的な気持ちになりました☀
最後に御朱印もget✧‧˚
③牧之通り
続いては牧之通りに行きました🚗³₃
塩沢という駅の近くにある牧之通りは、川越に似た風情のあるお店が並ぶ通り𓂃܀❀ .*゚
観光客向けのお店ばかりではなく、薬局や病院、銀行など周辺に住んでいる人達が利用する施設も多くて、驚きました!
この日は人もやっているお店も少なかったけど、いつもはもっと賑やかな場所のはず…!
菓子杜氏 喜太郎さんで珍しいカステラを買ったり、
だんだん亭さんでお昼ご飯を食べました𓌉◯𓇋
だんだん亭さんは、メニューにはないものも頼んだら作ってくれるフレキシブルなお店でした(笑)
④キョロロ。
ここはどんなところなのか全く知らずに、名前に惹かれて行ってみた所。
違う目的で行った場所の隣にあったこのキョロロ
車のナビで見つけて、地図上でやけに広くて、これは行くしかない!!!
と思って行ってみたらびっくり.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ
入った瞬間から並ぶ飼育ケース
中には蛇、ヤモリ、亀、、、𓆓𓆈𓆉
これは無理✗
でも入ってしまったからにはしょうがない…
意を決して中に進むと、やっぱり生き物だらけ
最初に⚠︎閲覧注意⚠︎と言っていたのはこちらの写真!!!
ででん!!!!!!!
リアルすぎる…無理…
カエルが苦手な人にとってこれは閲覧注意ですよね、、、
でもこんなにカメラ目線な亀見たことないఠఠ
カメラを向けると絶対にこちらを見てくる不思議なカエルでした🐸
他にも標本、写真を含めてすごい数の生き物がいました𓆣𓆦𓆧
生き物以外にも木や雪のコーナーがあったり、長い階段を登ったところにある展望台など、新潟の雪降る里山「雪里」に関する自然についてたくさん学べるところでした🌳
自然観察をはじめとした体験プログラム、体験学習や動物の保全活動など様々なことを行っていて、里山の保全と地域づくりを目指しているんだそうです!!!
さて、気になっていた「キョロロ」という名前。
これは、この地域の里山を代表する野鳥「アカショウビン」の鳴き声から名付けられたそうです𓅪⠜
なるほど~~~
聞いてみたら確かに「キョロロロロロロロロロ~」と鳴いていました🥚
皆さんも是非検索して、聞いてみて下さい
赤っぽいきれいな鳥ですね𓂂𓏲𓅪
⑤灯の回廊
さて、不思議な科学館にも出会えたことだし帰ろう!!!!
と思って車を走らせていると、突然
↑こんな感じで、道沿いの雪に、紙コップのロウソクがきれいに並んでいました🕯
なにこれ﹖﹖﹖
誰かが勝手にやってるのかな~きれいだな~なんて思ってたらいきなり
え.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ𓏗𓏗 ˊ˗
これは凄すぎる
さすがに車を停めて見に行きましたⅈⅈⅈ
雪の活用の仕方が素敵すぎる🕯𓂃◌𓂂
灯の回廊、雪あかりフェスタ。
こんなものがあるんだな~って感動してまた車に乗ってたら…
あった。メインの場所!
ここは本当にすごかった!
いったいいくつあるんだろうってくらいロウソクが並んでて、
雪を使った作品がいくつも
かわいすぎる☃︎☃︎☃︎
トトロもいた⸜࿉࿉࿉⸝
新潟の6つの市で行っているイベントで、沿道にともされた灯は全部で10万本にもなるらしい!
そして、この日のたった4時間しかやっていないイベントだったようで、
凄い奇跡のタイミングで出会ってました👏
雪なのにとても心が温まるイベントでした🍊
さて、帰ろう
新潟よかったな~~
やっぱりこんなタイミングでこんな素敵なイベントに出会えたのは、
雲洞庵のおかげかな~??
なんて嬉しい気持ちで帰ってた
突然の物凄い衝撃
なんと、対向車のトラックがぶっ飛ばしてきた、おそらく石がフロントガラスにヒット❕
あまりの衝撃に言葉を失いました。うそでしょ。
罪業撲滅?万福多幸?
あれあれ?笑
最後にこんなことが待っていたとは笑
でも無傷だったことが不幸中の幸いか☺︎
やっぱり、
ありがとう雲洞庵☁
@新潟 fin.
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↓ ↓ 関連記事 ↓ ↓
冠詞のウラばなし ~I like dog. は残酷!?~
dックスフンド
「究極の2択を聞いてもいいかい??」
gルデンレトリバー
「な、なんだよ急に。」
dックス
「gルデンくんってさぁ。、
イヌ派🐶?? それともネコ派🐱??」
gルデン
「そんなことか~~~
そんなの決まってるじゃないか。
ネコ派🐱だよ。」
dックス
「え~~~~!!!
僕ら、イヌをかたどってるのに!?」
gルデン
「仕事上はね。
あんま言わないでよ、けっこう疲れてきてるんだから。」
dックス
「い、いや、闇深すぎるでしょ!
僕は当然、イヌ派🐶だな!
✧ I like dog. 」
gルデン
「今の英語はちょっとまずいなー。、
✧ I like a dog.
か
✧ I like dogs.
って言わないと。」
dックス
「えーーー。
確かに英語のルールに従えば、
"a" や 複数形の "s" が必要なのかもしれないけれど、
そんなの無くたって、
意味わかるじゃん!!!!」
gルデン
「君の気持ち、わからなくもないよ。
でも、今から言う説明を聞いたら、きっとそうはいかなくなるよ。」
dックス
「い、言ってみろよ。、」
gルデン
「まずは、リンゴ🍎で考えてみよう。
[私は昨日、リンゴを食べました。]
っていうのを英語にしてみよう!
✧ I ate an apple.
an appleにすると、
僕たちはみんなが想像するあのリンゴ🍎を
食べたんだな!
つまり、
あのリンゴ1個をまるまる食べたんだな!
って思うよ!
次に、
✧ I ate apples.
applesにすると、
あのリンゴをまるまるを何個か食べたんだな!
って思うよ!🍎🍏」
dックス
「じゃあ、
✧ I ate apple.
って言うとどうイメージするの??」
gルデン
「名詞に何も飾りがついていないと、
それであるなら、
どんな状態でもいい!
ってイメージするよ!」
dックス
「ということは、
切り出したリンゴや、ウサギをかたどったあの感じ??🐇」
gルデン
「そう!
どんな状態でもOKだから、
切り刻んだリンゴでもいいし、
ミキサーにかけたリンゴジュースでもまあOK!」
dックス
「じゃあ、むしろそっちの方が自然じゃん!!!」
gルデン
「リンゴだったらね!
でも。、犬で考えてみて??👻」
dックス
「え。、。」
gルデン
「✧ I like dog.
というふうに、dogを裸で使ってしまうと、
犬なら、
どんな状態でもOK!!」
dっクス
「ってことは。?」
gルデン
「犬ならどんな状態でもOKだから、
犬を切り刻んだ犬肉もdogだし、
犬をミキサーにかけた犬ジュースもdogになっちゃう👼」
dックス
「ひえぇぇ~~~~~。」
gルデン
「だから、”a(an)” や複数形の "s" は
いらないように見えるけれど、
実はものすごく大事なんだな~~~。」
★今日のウラばなし★
・基本的に、
名詞は必ずひとつは飾りが
必要。
・名詞を裸で使うと、
その状態ならなんでもOK!
になっちゃう。
dックス
「恐ろしい~~。
今日からは必ず、a(an) や 複数形の "s" をちゃんとつけるよ~。
忘れやすいからな。」
gルデン
「飾りの種類には他にも、
”the” とか、"my" なんかもあるよ!
つける飾りによって、
意味やイメージは変わるし、
もちろん、つけなくていい名詞もあるから、それはまた今度で!」
dックス
「え〜。
じゃあ、
✧ I like dogs !」
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↓ ↓ 関連記事 ↓ ↓
anのウラばなし ~なぜ母音の前はanなのか?~
a斗
「数えられる名詞は裸で使ってはいけませーん。
必ずなにかひとつ、飾りがひつようでーす。
例えば、名詞の前には "a" とかをつけよーう!」
n人
「棒読みだね、セリフが。
僕のことも忘れないで!
母音から始まる名詞の前では、
"a" じゃなくて、"an" をつけるよ!」
a斗
「忘れてなんかないよー。
うしろが母音だったら、
例外的に "an" なんだろ??」
n人
「え、例外的??
おいおい、冗談だろ!?!?
もしかして、
"an" はサブキャラってことなのかい!?!?」
a斗
「えっ。
だってそうだろ??
うしろに母音が続くと、
『a+母音』が発音しづらい。
だから、仕方なく "an" に変身させるんだ。」
n人
「失礼な!!!!
横柄にもほどがあるよ!!!」
a斗
「一体どうしたんだい!?」
n人
「もう我慢の限界だ。
今日こそ、僕らの立場をはっきりさせておこう!!
僕ら "a" や "an" は冠詞っていうんだけど、
昔の英語には、日本語のように、
そんなものは必要なかったんだ!!
あったのは、[1] という意味の "an" だけ!!!」
a斗
「たしかに、どこかの国では、
アン、ドゥー、トロワ...って言うもんね。
でも、"an" しかなかったの!?
"a" はなかったのかい!?」
n人
「そうだよ!
時代が進むにつれて、
[1] という意味が "an" → "one" へ、
[1つの] という意味が "an"
という風に分かれていったんだ。
そして、"an" のうしろが子音だと、
子音が重なって発音しづらいだろ??」
a斗
「な、なに!?
まさか!?!?!?」
n人
「そうさ!!
『an+子音』が発音しづらい。
だから、
うしろに子音が続く時は
例外的に、"a" にしたんだ!!!
つまり、真のサブキャラは。、
お前の方だぁぁぁぁぁあああ!!!!!」
a斗
「ひゃあぁぁぁぁぁあああ!!!!」
★今日のウラばなし★
・古英語の世界では、
"an" は数字の [1] を意味してた。
・のちに、
[1] "an" → "one" へ、
[1つの] "an" → "a"(後ろに子音が続く時)
と変化した。
n人
「これからは、身分をわきまえたまえ。」
a斗
「ひぃぃぃいい。」
n人
「ちなみに、うしろが子音だからと言って、
なんでもかんかんでも "a" にすればいいってもんじゃないからな。
たとえば、
[1時間] は、an hour (アン アワー)
だよ。
逆に、
[1つの大学] は、a univercity (ア ユニバーシティ)
だよ。
何がポイントかわかるかい?」
a斗
「うしろに続く文字が母音か子音か、
じゃなくて
うしろに続く音が母音か子音か、
で "a" か "an" かが決まるってことですよね。、?」
n人
「ご名答!」
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※ 英語のカタカナ表記は便宜上わかりやすいものを書いています。
↓ ↓ 関連記事 ↓ ↓
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参考:
・語源でわかる中学英語 knowの「k」はなぜ発音しないのか?
原島広至