Shima Shima English

エイメイ学院 / 明成個別 英語科講師のブログ

「敬語」が嫌いな理由

前回の続き...

 

shima-nju.hatenablog.com

 ----------------------------------------------------------------------------------------

 

 

おれはよく、周りからだと言われる。

(おれからしたら、みんなが変なんだけど。)

 

 

 

 

 

そう言われる、ひとつの原因が、"敬語" についての考え方...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学生のときから、ずぅーっとモヤモヤしていたことがある。

f:id:shima-nju:20200330180845p:image

 

 

 

 

もしかしたら、反抗期だったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

人生で初めて、上下関係を目の当たりにする瞬間。

 

 

 

 

それは、中学生のときに入っていた、テニス部のときだ。

 

 

 

先輩に対して、なんとなく「です」・「ます」といった丁寧語を使い、

 

「あ、先輩に対しては敬意をもって、

『敬語』を使わなきゃいけないんだ。」

 

という素朴な、かつ単純なことを学んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、なんだかモヤモヤする。

f:id:shima-nju:20200330180845p:image

 

 

 

 

 

 

『敬語』というくらいなのだから、

尊敬できる素晴らしい先輩には、敬意を表してそれを使うのは腑に落ちた。

 

 

 

 

 

 

その「素晴らしさ」は何でもよかった。

 

 

テニスが上手な先輩、

 

後輩を気にかけてくれる先輩、

 

練習を一生懸命に取り組む先輩。

 

 

 

なんだって尊敬の対象になりえた。

 

 

 

 

 

 

でも、腑に落ちなかったことがある。

 

 

練習には積極的に参加せず、

 

コートではぺちゃくちゃ無駄話をし、

 

たいしてプレイもうまくなく、

 

極め付けは、片付けの時にラケットを機関銃のように構えて、大声で乱射を始めた...。

 

 

 

 

 

 

 

「おれはこんなやつにも『敬語』を使わなきゃいけないのか??」

 

 

 

 

 

 

納得がいかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

おれの中では、「敬語」というのは、

目上の人に対して敬意を払うための言葉遣い。

 

 

 

でも、こいつは、

 

おれより何か月か先に生まれただけで、

 

尊敬に値する素養に欠けているというのに、

 

おれは敬意を表するために「敬語」を使わなきゃいけないのか??

 

f:id:shima-nju:20200330173959j:image

 

 

 

 

 

 

 

そこから、「敬語」に対するモヤモヤが始まった。

 

中学生の時から始まった自分史上、

最もモヤモヤな風習を目の当たりにしたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、最近になってやっと、なんとなく自分なりの答えに辿り着きつつある。

 

 

 

 

 

 

光が見え始めたのは、大学で英語という "言語" を勉強し始めてからだ。

 

shima-nju.hatenablog.com

 

 

 

そう。

 

結論は、「敬語」とは、「『距離』を作る表現なのだ」と。

 

 

 

 

 

「敬語」は、自分より先に生まれた人々に対して使わなければならない、日本に根付いている理不尽な風習だと思っていた。

 

 

 でも、敬意を表する「敬語」を使いたくない人間が目の前に突如として現れた。

 

 

 しかし、よく考えると、

自分より先に生まれているにもかかわらず、「敬語」を使わなくていい人間がいることに気が付いた。

 

   e.g. 両親・祖父母・親戚の兄弟などの家族、仲の良い友達

 

 

 

 さらに、なんなら、

自分より年上ではないにも関わらず、「敬語」を使う(べき)相手がいる。

 

  e.g. 初対面の相手やあまりよく知らない知り合い (いずれも年下であったとしても)

 

 

 

 

 

 

 

 

うわ、ここから導き出される答えは、

「敬語」とは、相手との距離を作るために使われるんだ、ってことじゃん...。

 

 

 

 

 

結局、

家族仲の良い先輩には「敬語」なんて使わないし、

年下であってもあまりよく知らない間柄なら、「敬語」を使う。

 

 

 

 

そこに辿り着いてからおれは、

 

「年上の人には『敬語』を使う」から、

 

「距離をとりたい人には『敬語』を使う」へ頭を切り替えた。

 

 

 

 

 

「距離をとりたい」は別に、仲良くなりたくないというネガティブな意味ではない。

 

 例えば、大学の教授や初対面の関係が浅い方といった、いきなり精神的なパーソナルスペースにガツガツ入らないほうがいい人に対して、「敬語」を使う。

 

 

 

 

 

だから、「距離」を詰められたら、先輩だろうが上司だろうが、「敬語」は使わない。

 

というより、本音を言うと、使いたくない。

 

 

 

 

 

だって、

単純に言い方が遠回しになって、

伝えたいことをはっきり、簡潔に伝えられないし、

 

 

 

そしてなにより心の距離を感じてしまう。

 

 

 

 

 

 

できれば、みんなに親しんでほしいという想いから、

後輩にも「敬語」はあまり使わせない。

 

だから、たまに後輩と同じ年なのかと思った、と誤解されることもあるけどね。笑

 

 

 

でも、そのおかげで、話しやすい先輩(というより話しやすい人)になれているように、最近感じる。

 

 

 

 

 

 

 

あんまりこういう話を人にすると、「常識を知らない」と言われる。

 

 

昔からの体育会系な「上下関係」という環境でいた人には、なかなか受け入れ難い考えかもしれない。

 

 

 

 

でも、おれからすると、

その「常識」を約7、8年かけてじっくり考えた末の結論なので、

お前よりは「常識」について考えてるよ。って言いたくなっちゃうけどね笑

 

 

 

 

 

これ以上は、嫌われるからやめときます。笑

 

 

 

 

 

 

あ、でも、もしかしたらただのワガママなだけなのかもしれない。😳

f:id:shima-nju:20200330173550j:image