受験の「勝ち組」になるための3条件
日本の「受験」システム自体が制度として疲れ切ってる!?!?
-------------------------- 前回まで --------------------------
前回の続き!!
もう学校だけでは、受験は乗り超えられない。
もともと受験勉強は、もっと高級な教養を受けたいと思った青年が、自らの力で目標を立てて、合格するための戦略を自分で考え、さらにそれを継続するために自分自身を鼓舞し続けなければならなかった。
つまり、受験とは、知識の多さや思考の深さだけを問うものではなく、入試当日までの一連の取り組み、いわゆる人間的総合力を問うものだった。
どんなに頭がよくたって、勉強を継続する意思が弱ければうまくはいかない。どんなに計算が早くても、未来を見て作戦を立てられなければ前には進まないし、苦手を分析しなくては穴だらけの知識になってしまう。
だが、ルールは変わった。
作戦を立てたり、戦略を練るプロセスは、塾の整ったシステムやカリキュラムでほとんど不要になった。
自分で誘惑に打ち勝つための精神力が弱くても、否が応でも押し寄せてくる塾の宿題やテストによって勉強に向かわせてくれる。
つまり、本来なら受験生自身で培い、養わなければいけなかった能力の大部分が、塾によって肩代わりされるようになってしまった!!
まるで、「結果にコミットする」あの、RIZAPのような。
担当トレーナーが自分にあった最適なメニューを用意してくれて、それをやり切れるまで追い込んでくれる。自分の考えを差し挟むより、専門家の言われた通りにこなす方が効率的に筋肉を付けられたり、痩せられたりする。
その結果、受験生に残った、求められる最低限の能力というのは、
①大量の課題を処理していく能力
②それに耐え、継続する忍耐力、
さらに、
③与えられたものに対して、疑いを持たずに黙々とこなす能力、である。
この3つの条件が、現在の日本における受験の「勝ち組」になるための条件になってしまっている、ということだ。
なるほど。ひたすら計算問題をこなすKUMONが①をカバーしてるから、東大進学の王道になるわけか。
なるほど。超効率を求める塾や予備校は、子どもたちの個性を殺すのに、一役買っているってわけか。
なるほど。進学だけを考えるんだったら、ただ与えられたものを、ただひたすらにこなして、つらい時も耐えて耐えて耐え抜けば、"明るい" 未来が待ってる、と諭すのか。
あ。だから受験のセオリーよりもまず、
生徒にいつも考えさせて、
熱く語りかけて、
自らの力で答えを出せるまで生徒に寄り添える、
人間的成長を何よりも望む、
"エイメイ教育" が今、必要なのか。笑
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↓ エイメイ学院ホームページ
参考文献:
受験と進学の新常識 いま変わりつつある12の現実
おおたとしまさ