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エイメイ学院 / 明成個別 英語科講師のブログ

日本のルーツが古代文明にある。

 

日本のルーツが、

もしかしたら遠い昔の遠く離れた場所にあったかもって考える学者さんもいるんだってさ!!!!

 

 

 

 

 

例えば、

今の中東地域にいち早く文明を築いたシュメール人!!

(メソポタミア文明っていうんだけど、一口に"文明を築く"っていうけど、

文字も何もなかった時代に、文明ってすごいよね。、)

 

 

 

シュメール人の王様がやっぱりいたんだけど、

その王様が使っていた紋章はこんな感じ!

    ↓     ↓      ↓

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メソポタミア文明の遺跡から発見された菊の紋様

 

「十六菊花紋」っていうらしいんだけど、

 

 

ちなみに日本の王様(天皇家)が使っている紋章がこれ!

↓        ↓        ↓

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似てる!?!?!?!?

 

日本の天皇家のルーツは、メソポタミアにあったのか?!

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、その後サルゴン1世率いるアッカドっていう異民族がメソポタミアを征服するんだけど、

 

4代目の王様、ナラム=シンはその繁栄っぷりから、

「四方世界の王」って呼ばれたらしいよ。

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第4第アッカド王 ナラム=シン(アッカド最盛期)



 

 

あれ。、仏教の世界にも、「四天王」ってあるよね。、

 

 

ポケモンにまで使われてるやん。

 

 

 

 

まあ、シルクロードを伝って、言葉が伝播することはあるか。、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとはね、インダス文明の流域ある遺跡の名前がね、

ハラッパー」っていうんだよね。

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インダス文明の代表遺跡「ハラッパ―遺跡」



 

 

 

原っぱ!?!?!?

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確かに、この遺跡があるのは、インダス川の後背湿地だけど。、まさか。、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語ってみんな使ってるけど、

この文法とか、単語の語源とか、実は分類不可の系統不明なんだよねー。

 

 

英語ならゲルマン語系とか、いろいろルーツが特定できるんだけど、

日本語朝鮮語アイヌ語だけは、"その他"に分類されるんだ。

 

 

 

それを使いこなす日本人ってやっぱすげーなぁ!!!

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銀の世界史

として覚えていたことが、

 

 

ふとした瞬間に、で結ばれると、

すごく「おもしろいな」と感じるよね!!

 

 

 

↓ 長~~いから、時間があるときに読んでみてね。↓

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今日は、世界が中国を中心に、でつながるお話。

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13世紀はモンゴルの時代。

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フビライ=ハン




ユーラシアを乗っ取ったモンゴルの勢力は、

14世紀の寒冷化、そして伝染病(ペスト)の流行を経て、

瓦解してしまう。

 

 

 

中国と言えば!というと思いつく地域に古くから暮らしていた漢民族にとったら、

 

北からやってきた異民族に支配される屈辱的な時代となった。

 

 

 

モンゴル人たち商業を生業として繁栄したのが反動となって、

 

次なる中国の王朝、「商業を禁止」!!!

という方向性で物語が始まる。

 

 

 

 

 

実は、モンゴルの時代に世界では珍しい "紙幣" というのが使われた。

 

それはそれは画期的な仕組みで、何枚も束ねると分厚い銭を持ち運ぶ必要もなく、

ペラペラの紙1枚で取引が成立する。

 

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この時代に使われていた紙幣


 

でも、みんなそおただの紙切れを、

価値ある "お金" として受け入れるまでには時間がかかった。

 

 

そこで、その紙幣は、

「いつでもと交換できるよ!!」っていう証明書として流通したんだ!!!

 

 

 

みんなが「価値がある」と認めれば、紙切れであっても "お金" になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、の時代がやってきました。

 

商業禁止です。

 

巷での商売、禁止です。

外国との貿易、禁止です。

 

みんなで協力して自給自足をするんです。モンゴルの真似なんて禁止だからな。

 

 

え、

せっかく "お金" として広まった証明書がただの紙切れになっちゃった!!!!!

 

だって、使えないんだもん。

 

 

 

 

 

 

 

でも、その抑圧的なの政策が、中国での特大銀ブームを巻き起こす。

 

いくら自給自足とはいっても、一回成立してしまった"取引"という風習は、

どうしても取り去ることができなかった。

 

 

民衆たちは、

紙幣なんて使わず、をそのまま "お金" として扱うようになるんだ!!

 

もちろん、こっそりとね。バレたら殺されるから。

 

 

 

 

 

 

そこに目を付けたのが、日本ヨーロッパだったんだね。

 

 

中国で巻き上がった銀の大ブームは、諸外国を暴走させました。

 

 

 

日本では、戦国時代

あらゆる鉱山から銀を採って採って採りまくる!!!!

 

 

ヨーロッパでは、大航海時代

植民地にした現地の奴隷たちを、働かせて働かせて働かせまくる!!!

 

 

 

 

 

 

世界中の中国に集まった。

 

 

 

でもその結果、

 

日本では銀は枯渇し、現在では全く採れなくなってしまいました。

 

ヨーロッパでは、現地の奴隷たちは死にまくって、

「じゃあ、新しい働き手が必要だね!

 アフリカから、肌の黒いやつらを無理やり連れてこよう!」

と、長きにわたる黒人差別のトリガーを引いてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話は次の王朝、の時代に移ります。

 

 

 

17世紀、

 

銀の枯渇した日本は、

江戸幕府によって鎖国政策が推し進められます。

 

三十年戦争が繰り広げられているヨーロッパでは、

「17世紀の危機」と呼ばれる大不況が起こります。

 

 

突然、中国への銀の流入が止まってしまった。、

 

 

 

 

 

 

でも、なんとかやりくりしていた中国に、助け舟がやってきます。

 

 

 

 

 

産業革命です。

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イギリスに始まった「産業革命」は、またたくまにヨーロッパ中へ広がります。

 

何が中国にとっていいかというと、

 

 

 

産業革命が起こったことで、

「毎日規律正しく生活し、工場で働く」といった、

"時間" に縛られる生活が始まりました。

 

そんな、規律の良い生活をするためには、お酒なんて飲めません。

 

 

空前の「紅茶ブーム」が巻き起こりました。

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お酒の代わりに、紅茶の需要が高まったんだ!

朝のティータイムの起源??

 

 

 

 

なんと、当時の世界で "茶" を生産できたのは中国だけ!!!

 

ヨーロッパの人々がこぞって "茶" を買っていく。

もちろん、代金は "銀" でね。

 

 

やったぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

このあと、銀が流出してしまったヨーロッパは、

それを取り返すために、アヘンを売りつけて。、

 

と時代はつながっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界各地の歴史が、ただの点と点だった知識が、

 

でつながっていく。

 

 

 

銀によるグローバリゼーション。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなお話でした。

 

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参考:

 

世界史とつなげて学ぶ 中国全史

世界史とつなげて学ぶ 中国全史

 

 

 

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shima-nju.hatenablog.com

 

 

なんだよBTBって!!

 

 生徒の質問から学ぶこともよくある。

 

 

知識ではなく、教訓をね。

 

 

 

 

 

 

BTB溶液オオカナダモを入れる実験なんだけど、

 

 

最初は緑色で、光合成すると酸素が増えるじゃん?

 

 

酸性になるとBTBは黄色になるんだから、

 

 

 

酸素が増えると黄色になるんじゃないの?

 

なんで、青くなっちゃうの!?!?

 

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パッと聞いて、この子がどこでつまずいていて、どう誤解をしていて、

 

何が足りないのか、を理解しようとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

この子の大きな誤解は、大きく分けて2つ。

 

 

酸素が酸性だと思っている。

 

②BTB溶液の色を変える原因が酸素だと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

少し掘ってみると、

 

 

 

名前にひっぱられて、酸素が "酸性" だと思いがちだけど、実は "中性"。、

 

紛らわしい。、

 

 

 

 

じゃあ、誰が "酸性" なのかというと、

 

 

二酸化炭素の方なんだね!!

 

 

光合成=酸素」というイメージが強いのか、

オオカナダモをわざわざ光合成させるくらいなんだから、

 

酸素がBTBの色を変化させる重要なカギを握っているような勘違いをしちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、この実験でカギを握っているのは、酸素ではなく、

 

二酸化炭素!!!!!!!!!!

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詳細な説明は理科の先生に任せて。、

 

 

 

 

 

 

 

ここで、「なるほど。」と思ったのは、

 

 

 

「物の本質を射抜くまでにどれだけの時間がかかるか」

ということ。

 

 

 

 

 

このBTB溶液とオオカナダモ(大きなカナダの藻ってなんだよ...)の実験では、

二酸化炭素がBTBの色を決める」ということ。

 

 

 

 

 

 

勉強が苦手な子ほど、こういうものだという丸暗記で済ませてしまい、

 

少しできる子は、仕組みを理解してどんどん応用していく。

 

 

 

 

本質を射抜けば、どんどん他のことにもあてはめて、理解を深められる。

 

 

 

 

歴史科目なんかでも、

苦手ならば苦手なほど、丸暗記に走ってしまうが、

 

「丸暗記は楽なようで、実は効率が悪い。」

 

 

 

 

勉強が苦手なら、"暗記" に脳みそのキャパを割いてはもったいない。

 

 

 

 

 

もっと怖いのは、丸暗記のクセがついてしまって、

 

大人になってからも、

効率の悪い方法で学び続けてしまう。

 

 

 

丸暗記は一番頭を使わなくてよい方法だからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ、「暗記量を減らして、本質を射抜く方法」って。、

 

 

 

 

 

 

Bon Voyage。 〜ハルニレテラスVer.〜

 

今回は、長野旅行記第1弾、

 

 

!!

 

 

 

もちろん外出自粛前に行ったものです!!🏠

 

 

 

 

 

長野県軽井沢の星野エリアにあるハルニレテラスには、16のお店やレストランが並んでいます。

 

 

 

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ウッドデッキの道や、名前の由来でもある春楡(ハルニレ)などの木々に囲まれた自然豊かな場所🌲

 

 

 

 

 

そんなハルニレテラスのお気に入りのお店をいくつか紹介☁️

 

 

 

 

 

 

 

 

①ココペリ

 

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ココペリは軽井沢やその近くで作られた野菜や果物を使っているお店!!

 

 

 

 

 

お土産にぴったりな果物のジャムごはんのお供などのほか、すぐに飲めるスムージーやレモネードなども楽しめます🍹

 

 

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今回買ったのは、長野ということでりんごジュース🍎

 

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こんなにたくさんの種類が!!!

 

 

 

 

どんな味にするか、飲み比べをするか迷った結果買ったのは、、、王林🍎🍏

 

 

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あまーい!!!

こんなにあまいりんごジュースは初めてでした😳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②我蘭憧(がらんどう)

 

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我蘭憧は、おもちゃ家具小物などが

全てで作られているお店です🍂

 

 

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おもちゃや家具のオーダーも行なっているみたい🧸

 

 

 

 

 

 

お店の中にはこんな言葉も🍼

 

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かわいくて暖かいお店で癒されました🦔☁️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③和泉屋 傳兵衛(いずみや でんべい)

 

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老舗菓子店「和泉屋」のイメージを一新した新しいブランド「和泉屋 傳兵衛」

 

 

 

 

果物や野菜などを取り入れたヘルシー和菓子洋菓子が並んでいます🧁

 

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人気No. 1のくるみのだんご🐿

お土産に人気の半熟チーズケーキ🧀

だんご🍡 

そして、ころころくるみというシナモンが香る胡桃いっぱいのお菓子を買いました🧺😍

 

 

 

 

 

 

 

そしてそして、

 

ハルニレテラス限定、季節限定に負けて、

「花豆しるこ」というお豆の入ったおしるこも買っちゃいました◎笑

 

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他にはこんなにかわいいケーキも並んでいました🍰

 

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その他にもかわいい小物のお店や、

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パン屋さん🥐

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ワイン専門店🍷

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ジェラートのお店🍦などなど

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たくさんのお店やレストランがありました🍽

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ハルニレテラスは、

 

 

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梅雨の時期や、

 

 

 

 

 

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クリスマスなどのイベントではまた違った雰囲気で楽しめます🎄

 

 

 

 

 

 

 

今度はまた、違う季節に行きたいなぁ💭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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@ハルニレテラス fin.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Film Note。 ~『紺青の拳』 編~

 

「君の "拳" は、何のためにある?

強さを追い求めて、その先に何がある?

目的を持たない不完全な "拳" は危険だ。」

                                   (レオン・ロー 劇中より抜粋)

 

 

「握った "拳" の中に、まるで何かがあるかのように思わせるのがマジシャンで、

その "拳" を開く前に、中身を言い当てるのが探偵だろ?」

            (怪盗キッド 劇中より抜粋)

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『紺青の拳』(こんじょうのフィスト:宝石の名前)

をめぐる事件は複雑な様相を呈し、

 

様々なキャラクター達が翻弄されていく。

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そこには、真実の物語があり、マジシャンの物語があり、

そして武闘の物語をはらんでいる。

 

 

 

 

 

 

 

ブログ冒頭で、映画の中で印象に残ったセリフを挙げてみたんだけど、

 

やっぱり、"拳" をテーマに物語が進んでいく。

 

 

 

 

 

劇中では、"拳" は、その人その人が持つ「武器」を描写している。

 

 

ズバ抜けた知性、洗練された奇術、そして鍛え抜かれた武術

 

 

 

 

 

 

それぞれが何年もの努力を積み重ね、磨き上げたその「武器」が炸裂する。

 

 

1つのこと極めることには、

膨大な時間やお金、そしてなにより努力を要する。

 

 

それは「才能」という言葉で片づけてしまいたくなるような、

血の滲むような努力

 

 

 

 

その極まった「武器」は、

その人の価値でもありそれを活かして、

仕事になったり、人を喜ばせたり、勇気を与えることができる。

 

 

 

でも、

その「武器」は使い方に注意しなくてはならない。

 

文字通り、人を傷つけうる「武器」にもなる。

 

 

 

 

 

 

 

使い方を一歩間違えれば、

知性が他人を騙すために使われたり、

その拳を誰かに傷を与えるために使われてしまったりする。

 

 

 

 

 

 

それを印象づける話がある。

 

古代ギリシャ医者は、その職業を名乗るために、

必ずやらなければならないことがある。

 

 

それは、

アスクレピオスという神様に誓いを立てなきゃいけなかった。

 

 

ヒポクラテスの誓い」だ。

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これは、これから看る患者さんや医学的技術の一切を秘密にする、という誓い。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ神に誓うかって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医者は患者を治すために薬草の研究をする。

 

 

 

 

 

でも、それは同時に、毒草の研究をすることに等しい。

 

 

 

 

 

 

その「武器」の使い方をひとつ間違えれば、

医者はいつでも暗殺者になれるんだ。

 

 

 

だから、誓いが必要だった。そして、その秘密を誰にも話さないという誓いも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目的を持たない不完全な "拳" は危険だ。」

 

 

やっぱり、

その人の「武器」は、正しい目的があって初めてその威力を発揮する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたはその得意なこと、勉強していることは、何のため??

 

 

 

あやふやなまま進んでいけば、きっと誰かを危険にさらしてしまう。

 

 

心の間隙に悪魔の一声が吹き込まれれば、

それは誰かを傷つける何かに変貌してしまうかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、その目的がはっきりしたとき、

あなたのその "拳" は誰よりも強く、高く、

 

 

 

 

 

そしてたくさんの人々を幸せにすることができるんだね。

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参考:

 

 映画『名探偵コナン 紺青の拳』

 

 

 

 

 

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Film Note。~『純黒の悪夢』編~

 

 

 

 

 

 

 

 

「自分とは何者ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この質問にパッと答えられる人は、なかなか少ないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんのために生まれたのか?

 

 

何をして生きるのか?

 

 

 

 

自分とは一体何者なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、この答えが簡単にわかったら苦労はしない。

 

 

 

誰もがこの答えを探しているからこそ、

 

みなそれぞれに生き、悩み、苦しむ。

 

 

 

そして、自分が今いる道が正しいかどうか、

 

分からないまま暗中模索で進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュラソー

 

 

 

オレンジの皮を使ったオランダ生まれのお酒。

 

 

 

無色透明のその酒は、様々な着色をすることで、楽しまれる。

 

 

 

無色だからこそ、何色にもなれる。

 

 

 

 

 

 

それが、今回カギを握る黒の組織のメンバーのコードネーム。

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キュラソー



 

 

物語は、各国の諜報機関工作員

つまりスパイたちの名前を連ねた "ノックリスト" が

彼女によって盗まれるところから始まる。

 

 

 

 

 

スパイというのも自分を偽り、自分の色を変える仕事柄。

 

 

 

 

 

 

 

そしてド迫力のカーチェイスの末、

事故によってキュラソーは自身の記憶を失ってしまう。

 

 

 

 

 

事故から命からがら脱出したキュラソーはコナン達と出逢う。

 

物語を進めていくごとに、いつもはドジばかりの少年探偵団と関わることで、

自分の進むべき方向を決心し、そして色を変える。

 

 

 

彼女は組織を裏切り、探偵団を助けるという選択をしたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十人十色というように、人にはそれぞれ色があるとされている。

 

 

誰もが、何色だかの色を持っているらしい。

 

 

 

 

その色さえなんなのか分かれば、楽に生きれるんだろうな。

 

 

 

「自分はこういうものだ。」

 

それさえわかれば、自分がどう生きればいいかもはっきりする。

 

 

 

 

 

 

でも、

色がはっきりしすぎていても、どうやら苦しい人もいるらしい。

 

 

物語の中では、壮絶な公安 VS FBIという対立軸も描かれている。

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目指す方向は同じなのに、そう簡単には手を取り合うことができない。

 

 

 

 

 

誰もがその "色" とやらに苦しむ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品によると、その "色" を決めるヒントは、

どうやらその人の「過去」「記憶」らしい。

 

 

 

キュラソーが自分の色を決めるのに使った "物差し" は、

自身の「思い出」だった。

 

 

 

 

 

過去を見つめることで、

 

 

今までの自分が何をしてきたか

 

 

 

 

どういう選択をしてきたのか。

 

 

 

そして、何をすると、どう感じるのか。

 

 

 

 

 

その「思い出」から、自分の色を判断した。

 

 

自分が一体何者なのか、自分が一体何をすればいいのか、を。

 

 

 

 

 

 

 

 

キュラソー

 

 

 

"色" を決めた彼女は、子どもたちを救うために命を燃やし、その生涯を終える。

 

 

 

 

かけがえのない「想い出」と共に、命は燃え尽きた。

 

 

 

 

 

 

"色" と "色" がぶつかり合い、"色" が何なのかを探し求める。

 

 

この映画はそんな人間の生き様を、葛藤を、ド迫力のアクションに乗せて描き出した。

 

 

 

 

 

それは、「純黒の悪夢」なんだって。

 

 

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悪夢から覚めるにはどうしたらいいんだろうな。

 

 

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参考:

 

映画『名探偵コナン 純黒の悪夢

 

 

 

 

 

 

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辛亥革命を支えた日本人 ~孫文と梅屋庄吉~

 

 250年以上も長きにわたり、中国に君臨した清王朝

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 当時、中国で絶対的な権力を敷いていたその王朝にチャレンジした革命家がいた。

 

 

 

 

 

 孫文だ。

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彼は日本、アメリカ、イギリスと、飛行機もない時代に世界を飛び回り、

 

各地での遊説で革命同士を集め、

 

辛亥革命を成功させた。

 

 

 

 

 

 

中国初、民主主義の国中華民国ができあがった。

 

 

 

 

 

 

歴史の表舞台では、

 

清の皇帝が独裁する中国で、

国民が政治の主役である民主主義を実現させるための革命

孫文が成し遂げた、

 

で終わってしまうかもしれないが、

 

 

 

実は、陰ながら孫文の革命を支えた日本人がいたんだ。

 

 

 

 

 

 

梅屋庄吉

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 孫文のことを人は「中国革命の父と慕うが、

 

 彼は、梅屋のことを「賢母」と称えた。

 

 

 

 

孫文が表立って革命を先導した父なら、

梅屋は革命を資金面で援助し陰ながら支えた母というわけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 梅屋が共感した孫文の考えは、

「東洋を再び興そう。」というもの。

 

 

 

 

 当時、中国アヘン戦争で、日本黒船来航で、

西洋の脅威にさらされていた。

 

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アヘン戦争(1839~1842)

 

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黒船来航(1853)



 

 

 

 清王朝江戸幕府も自らの権威を示すほどの力は既に失っていた。

 

 

 

 

 

そして、

孫文「日中両国がともに西洋に対して努力し、大アジアを復興しよう」という熱意に、梅屋は突き動かされる。

 

 

 

 

 

 

 

梅屋自身もとてもアクティブな実業家だった。

 

 

 

朝鮮への米の輸出、

 

東南アジアでのプランテーションの経営、

 

そして当時は高級品だった写真を撮影する仕事に落ち着く。

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写真を撮影することができたのは、当時は裕福な貴族や政治の要人ばかり。

 

 

 

香港で写真館を経営していた梅屋は、孫文と出逢う。

 

 

 

 

 

彼は、資金面で孫文を支援しようとした。

 

 

その資金は革命の兵力や武器と、大きな力になる。

 

 

 

 

梅屋はより多くの資金を得るために、新しいビジネスにも乗り出す。

 

 

当時ではメディアの最前線、映画産業だ。

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梅屋は人々が求めるものを追い求め続けた。

 

 

初代首相伊藤博文の葬儀や未だ見ぬ南極大陸など、

すべては日中、そしてアジアの再興のために奮闘した。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、運命の決戦

 

 

1911年10月10日、武昌での蜂起に始まった辛亥革命は、一気に中国全土へ広がり、

 

見事、長きにわたる支配者だった清の皇帝を追い出し、

 

 

国民が主役の国、中華民国を樹立することができたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

2人の夢が実った。

 

 

 

 

 

 

 

こうして、中国と日本が手をとりあって、

ヨーロッパに負けない東洋を実現できる、そう誰もが思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、ふたりの想いとは裏腹に、時代は動いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孫文の後を継いだ袁世凱は、中国で再び独裁政治を始め、

 

 

 

日本からは、1927年山東出兵によって中国に兵を送り、

 

満州事変日中戦争とつづいていく。、

 

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袁世凱

 

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日本軍による南京占領



 

 

 

 

 

 

現在にいたっても、

お隣、中国との仲は決していいものとは言えない。

 

 

 

でも、日本や中国のような ひとつひとつの "国" として捉えるのではなく、

 

"東洋" という大きな視野で未来を見ていたふたり。

 

 

 

彼らを知ることで、

今の僕たちが目指すべき未来は一体何なのだろうか、ということを考える。

 

 

 

 

 

 

 

歴史には、まだまだ知らないことばかりが隠れている。

 

 

それを知れば知るほど、今の自分のちっぽけさに気づき、

 

 

 

未来へ突き動かされる。

 

 

 

 

 

 

 

そして、未来への活力になる。

 

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梅屋庄吉(左)と孫文(右)

 

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参考:

 

NHK 歴史秘話ヒストリア「激闘!中国革命に賭けた日本人 孫文梅屋庄吉

 

アカデミア世界史 時代と地域の羅針盤 (浜島書店)